コラム

寄生虫でダイエット効果!?どうして寄生虫で痩せるのか調べてみた

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寄生虫

群馬大と国立感染症研究所の研究グループが『寄生虫のダイエット効果』について、世界で初めて科学的に証明しました!
 
どうやら体内に特定の寄生虫がいると、脂肪が燃焼して”痩せやすい体”になるんだとか。
 
寄生虫ダイエットといえば、体内飼育すれば痩せると噂の『サナダムシ(テープ状の長い虫)』が有名です。
 

オペラ歌手のマリア・カラスがサナダ虫を体内で飼う「サナダ虫ダイエット」を試みたところ、105キロあった体重を55キロまで減らすことができたそうです。

 
今回、群馬大と国立感染症研究所の研究グループが証明したのは『サナダムシ』ではなく、腸管寄生虫と呼ばれる寄生虫です。
 
本記事では、『どうして寄生虫で痩せるのか』調べてみました。


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どうして寄生虫で痩せられるの?

群馬大と国立感染症研究所の研究グループの研究によると、
高脂肪食を与えてあらかじめ太らせたマウスに、ある種の寄生虫を感染させると、
体重の増加が抑えられることを見出したそうです。
 
マウスに寄生虫を感染させると、『体重の増加が抑えられ、脂肪量も低下し、血中の中性脂肪や遊離脂肪酸が優位に低下した』と、研究成果として掲載されています。
 
また、体重増加が抑えられるためには、大まかに2つのポイントがあるそうです。

1.カロリー摂取量が減る

食事量が減れば当然太りませんよね。
しかし、寄生虫を感染させたマウスの食餌量を測定したところ、
寄生虫が感染していない通常のマウスと比べて食餌量に差は認められませんでした。

2.エネルギー代謝が上がる

寄生虫が感染すると、エネルギー代謝に関係する脂肪細胞内のUCP1の発現が、通常のマウスと比べて有意に増加するそうです。

※UCP1(un-coupling protein 1):ミトコンドリアの内膜に存在する脱共役タンパク質。
脂肪細胞に存在し、ノルエピネフリンが脂肪細胞上のβ3 受容体に結合すると
UCP1 の発現が上昇しミトコンドリアにおいて熱産生が行われる。

UCP1 の発現が上昇すると、熱産生が高まり、脂肪細胞は脂肪の燃焼に働くようになることが知られています。
この結果から、寄生虫が感染すると、脂肪の燃焼が亢進し痩せやすい体になっていることがわかりました。

脂肪を燃焼させる UCP1 の発現上昇についてはこれまで様々なメカニズムが報告されています。
しかし、最終的には交感神経系の活性化、つまり神経伝達物質であるノルエピネフリンの増加が重要であることが知られています。

実際、寄生虫感染マウスの血中のノルエピネフリンの濃度を調べたところ、非感染マウスと比べてかなり高い量のノルエピネフリンの濃度が検出されたそうです。

これらの結果から、寄生虫感染マウスではノルエピネフリンが増加することで交感神経が活性化し、脂肪を燃焼方向へ働かせていることが明らかになりました。


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ダイエット効果がある寄生虫について

寄生虫のダイエット効果の証明に使用した寄生虫は『腸管寄生蠕虫』です。
 

腸管寄生蠕虫(ぜんちゅう)
腸管に寄生する多細胞生物でマラリアなどの原虫と比べるとかなり大きい。
線虫、吸虫、条虫が含まれる。

 
研究ではマウス小腸に腸管寄生蠕虫を寄生させたそうです。
 
腸内には腸内細菌が約100兆個住んでいると言われており、腸内細菌が生体の恒常性維持に重要な役割を担っていることが近年明らかになっています。
 
そこで群馬大などの研究グループは、腸内細菌に着目し、まずは寄生虫感染マウスの腸内細菌叢の変化に着目しました。
 
高脂肪食を与えたマウスと、それに寄生虫を感染させたマウスの腸内細菌叢を次世代シーケンサーで解析したところ、
寄生虫を感染させたマウスにおいて、バシラス属やエシェリキア属といった、
ノルエピネフリンを分泌させるような腸内細菌が優位に増加していることが明らかになりました。
 
これらの結果から、腸管に寄生する寄生虫がマウスの腸内細菌叢を変化させ、
神経伝達物質であるノルエピネフリンを分泌するような特殊な腸内細菌を増加させること、
それによって交感神経が優位になり脂肪細胞を熱産生へと働かせるUCP1の発現を上昇させ、
体重の増加を抑えるという一連の流れを明らかにしました


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まとめ

寄生虫が分泌するどの物質がダイエットに作用して、宿主が痩せやすくなるのか突き止められれば、
人間のダイエットサプリや薬として実用化できる可能性がありそうですよね!
 
噂のサナダムシダイエットではありませんが、これからは寄生虫ダイエットが流行ってくるのかも?
 
寄生虫で簡単に痩せられるなら、苦しくて辛い食事制限や運動でダイエットしなくてすみます。
 
群馬大などの研究グループは、これからも寄生虫とダイエットの効果について研究を進めるみたいなので、
寄生虫を使ったダイエットサプリや薬の商品化を待ちたいと思います!

※群馬大などの研究グループの研究成果は米国の科学雑誌『Infection and Immunity』に掲載されます。
※日本語版は国立大学法人群馬大学の「プレスリリース」に公開されています


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